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小説【奴隷としての日々】第2話

第2話 出会いは偶然に






あるM男性のブログから





御主人様との出会いは全くの偶然でした。



あるM男さんのブログを見ていた時のことです。



その方は、それはいろいろなS女性と出会われ、

実際にご調教を受けて、

その内容を事細かに書かれていました。





その中にお一人、とても心に掛かる

S女性の方がいらっしゃいました。



そのM男性はメールによる

ご調教を受けられていたようでした。





驚いたことに

その女性はブログをお持ちで、

その男性のブログから

簡単にその女性のブログへ

行くことができました。





それこそ運命の出会い、

御主人様の綺果様との

初めての出会いでした。





動画も豊富にアップなさり

Mである自分にとって

最初に目に飛び込んできました。





ただそれだけならば、

S女性の嗜好としてのM男に対する

動画として、

ただオナニーの材料として

終わっていたと思います。





でもそのブログには

今まで自分がMとして考えてきたことを超えた、

ご自分のSMに対する

熱い思いが、切々と綴られていました。



今まで自分が考えてきたことは

一体なんだったのか。



ただ自分が射精して

気持ちよくなるための

SMだったのか。







運命の出会い~覚悟について




ブログの中に展開していたものは

私の知る由もなかった

SMの世界でございました。



『奴隷としての鍛錬』

『苦痛と快楽』

『躾』

『私が厳しい理由』等々・・・




必死で読み続けました。

いかに自分がMとして

自分の快楽のことしか

考えていなかったかが分かりました。





そして『覚悟について』という記事。





その中で『覚悟』ということを

語っていらっしゃいました。





一番衝撃を受けたことは、



『Sの人も、奴隷以上の覚悟を持って、奴隷にするかしないかを

覚悟します。』



というお言葉。





そこまで辛辣にSMを考えていらっしゃる。

この女性は本当に「奴隷」を求めていらっしゃる。



『ご主人様を信頼して、心の奥に覚悟の塊を落としておくべきです。』



甘い考えではこの方には

付いていけないのかもしれない。



そうも思いましたが、

それでも、どうしてもこのブログのことが

頭から離れずにその晩は過ごしました。








メールフォームのこと



それというのも、

そのブログには

その女性に届くメールフォームが

付いていました。



そこに自分の思いを書いて

送信すれば

その女性の元に届くはずです。





到底その勇気は出ず、

幾晩も考えました。



「覚悟」「奴隷」

「覚悟」「奴隷」

「覚悟」「奴隷」



その女性の真剣さが伝わってきたからこそ、

躊躇しました。



それからも毎日そのブログを読みました。



「奴隷」という非日常の言葉。

その扉はまだ締まったままでも、

メールを送信すれば・・・







覚悟の塊




「覚悟」の塊を心の奥に

落とし込む・・・



どうしてもそのブログが

忘れられない気持。



その気持ちが日に日に膨れ上がり、

奴隷という言葉が

はっきりと心の中に

根を下ろし始めていました。





覚悟は・・・

自分の覚悟は

決していい加減ではない。





いや・・・



奴隷になりたい・・・

奴隷になりたい・・・

奴隷になりたい・・・






自分は、この女性の

奴隷になりたい!



誰かにその地位を取られてしまう。



自分がこのお方の

奴隷になりたい!



気が付いたら、

送信していました。







奴隷見習いから






2,3日してその女性から

メールが届きました。





最初は優しいお言葉が

印象的でした。



それでもその日から

奴隷見習いの身分を

与えて頂いたのです。



もうS女性ではなく、

御主人様、または綺果様と

お呼びすることになりました。





完全に自分の生活が

変わりました。



ご主人様にご挨拶を始め、

毎日数通のメールが課されました。



そして各種のレポート。

その中にはSM観に関する100の質問もありました。



ご主人様は一つ一つに

ご自分の感想を下さり、

必死にそれを吸収しようと務めました。



そして運命の日が来たのです。







御主人様の虜に




御主人様からのメールに

お写真が添付されていたのです。





なんと、御主人様の顔写真

そして、ああ!なんと御主人様の

女性器が露わになったお写真でした。





そのお顔の可愛さに

驚きました。



きりっとした表情と、

美しい唇の形。



美しい方・・・



じっと長時間

見惚れていました。





そしてもう1枚。



あれほどに美しい、

可憐な女性器は初めてでした。



恥ずかしい告白ですが、

女性器を見て勃起したのは

その時が初めてでした。





不能だと思っていた自分が

こんなに勃起して・・・



豊満な乳房様。





御主人様のMに対する

深い愛情はいうまでもなく。



その時点で、

もう御主人様の虜になってしまっていました。








生まれて初めての奴隷名



その時、

もうすでに奴隷正座などの基本姿勢の

訓練が始まっていました。



そして奴隷契約を交わしていただくまでに

それほど時間はかかりませんでした。





ご主人様のお口から

契約内容をお聞きして、

覚悟ができているはずの自分も

さすがに驚きました。





大筋は、





御主人様のお家に飼って頂き、

一切の自由はなく、

ただ御主人様のためにだけ働く。



そのため、現在の仕事は辞め、

自分の財産、預金通帳等は

すべて御主人様の管理となる。



終始、貞操帯で拘束され、

射精は御主人様のご意志に従う。



細かなことは

折を見て話すとのことでした。






そして自分にも名前が与えられました。



順平



柊 順平




それが、生まれて初めて与えて頂いた、

奴隷名でした。





契約書に自分の奴隷名をサインして

送信しました。





正式に綺果様の奴隷見習いの

生活が始まりました。



 (第2話終了)

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