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小説【奴隷としての日々】 第4話

第4話 午後のご調教




順平の誤算





前回もお話ししましたが、

昼食は簡単なメニューで

基本は奴隷正座姿勢で頂きます。



ただ、その日は3時間の奴隷正座を

ご命じ頂いていましたし、

御主人様を飲み会のご送迎のため、

17時には会社に着いていなければ

なりませんでした。



会社まで車で1時間以上かかります。



そのため、どう考えても

昼食の時間はありませんでした。





まだお昼前でしたが、休憩を取らずに、

すぐに奴隷正座のご調教に入りました。



奴隷正座を終えるのが

2時半・・・



2時半・・・



・・・





3時半過ぎには

お迎えに出なければ

5時に会社に着きません。

ダイエットご調教には、

空気椅子と四つん這い姿勢で

1時間必要です。





逆算してみると、腕立て伏せ、腹筋、スクワット等の

ご調教をなんとしても

10分以内に終わらせる必要がありました。





腹筋150回、腕立て伏せ150回、スクワット150回。







明らかに時間が足りません。

午前中にもっと要領よく

仕事をするべきと後悔しました。





いつもなら何度かに分ける

腹筋、腕立て伏せ。

一気に行うことは

今の自分にはまだ不可能でした。







涙の奴隷正座




奴隷正座をしながら

涙が毀れました。



どうしてもっと計画的に

行動できなかったのか。





ご主人様に正直にお話すれば

お許し下さいますでしょうか・・・

それとも・・・



どんな罰が

待ち受けているのか。





ああ!



股関節の痛みだけでなく、

罰が下されるのではないかという

不安感のために



またどんな罰なのか、

恐怖感のために



涙が毀れてきました。





その上、今まで最長の奴隷正座でも

2時間でした。

今回は更に1時間長く

3時間の奴隷正座が課せられています。





2時間の奴隷正座でさえ、

最後の30分間、そして特に最後の10分は

御主人様の叱咤がなければ

我慢できるものではありませんでした。





ご主人様が乗馬鞭を片手に

順平を時には打ち据え、

入魂してくださり、

初めて耐え抜けます。





それが3時間、御主人様も

いらっしゃいません。



まだ見ぬ罰のことを

考えながら、後半の1時間半は

拷問でした。



少しでも姿勢を崩せば

足先、特に足の甲が

砕けてしまいそうです。





気が遠くなる中で、

ただ時間が過ぎるのを待ちました。



早く時間が経つことだけを

望みました。

一時も早く奴隷正座から

解放されたい。





時計が2時半をさしました。



ああ!

それでも正座を解くことが

出来ませんでした。



完全に脚が、股関節が

固まってしまったようでした。



激痛によって動かないというより、

完全に凝り固まってしまい

どうしても正座を解くことが

できません。



恐らく10分間はそのままの姿勢で

固まっていたと思います。

なんとかして

体を倒すことで

正座の圧力から脚が解放されました。





一気に血流が波打つのを覚えました。



まったく感覚がございません。

正座は依然とほどけないままでした。



時間がない!

焦りだけが襲いました。

それでも下半身は

全くいうことをききません。





なんとか血流が戻り、

脚を動かせるようになったのは

たぶん、20分後でした。







覚悟を決めて





もう1時間もありませんでした。

自宅を出るまでに

なんとか筋トレと四つん這い姿勢だけでも

終えておかなければ・・・



空気椅子はどう考えても

無理でした。それどころか、

下手をすれば、

四つん這い姿勢も

途中で中断になってしまう・・





床に這いつくばり、

腕立て伏せに入りました。

そして腹筋運動。



150回連続の厳しさは

想像以上です。



途中で何度もへばってしまい

筋肉が悲鳴を上げます。





スクワットは比較的得意でしたが、

それでも時間との戦いでした。

汗がしたたり落ちます。





四つん這い姿勢に入ったのは、

出発時間の15分前でした。





結局、四つん這い姿勢は時間一杯できず、

空気椅子は全く行えませんでした。







今自分の頭にあるのは、

御主人様にお話しした時に

どんなに叱られるかということ。



当然厳しい罰が

与えられるのだろう…





それでも自分は

罰のこと以上に

御主人様から直接、厳しくしかられることを

恐れていました。



それは御主人様の怖さを

知っていたからでした。



無許可で射精してしまった時の罰。

そしてご主人様にお叱りを頂戴したこと。



『お前には、しばらく苦しんでもらうからな。』





その一言が意味することは

今思い出すだけで、震えが止まらないほどです。





☆      ☆      ☆



 

お迎えの時間が来ました。

飲み会のお迎えに遅れでもしたら、

それこそ取り返しがつきません。





恐らく真っ青の顔だったと思います。

準備もそこそこに

お迎えに出ました。





第4話 終了



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